京都西陣 株式会社帛撰(はくせん) hakusen
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GALLERY/ギャラリー[今月の帯]

新作 ―「第17回 新高機組の会」出品作品より―

着尺

着尺 緞子裏 フランス花文ぼかし着尺 緞子裏 フランス花文ぼかし着尺 緞子裏 フランス花文ぼかし
着尺 緞子裏 フランス花文ぼかし着尺 緞子裏 フランス花文ぼかし
「着尺 緞子裏 フランス花文ぼかし」
以前紹介したフランス花文の生地違いです。生地違いと言っても、我々の扱う西陣織物は生地から製作しますので、カタい言葉ですが「組織替え」が正しい表現になります。意匠は同じですが、じつは織りの組織が違うわけです。
今回の生地は「緞子裏」(どんすうら)。繻子織の地に繻子織の裏組織で文様を織り出した織物のことを緞子と言いますが、緞子裏はその反対で、地が繻子裏、文様が繻子上がりです。緞子裏は、より華やかな絹の光沢としなやかさが表れる生地です。
今回は裾と袖下に「ぼかし」を表現しました。生成色とひわ色、生成色と藤色の2種。先染めした緯糸(よこ糸)でぼかしを表すには、綺麗なグラデーションを表すための染緯糸を用意します。2色使いの配色ですが、2色と相性の良い中間色の染緯糸も含め、幾色か織り交ぜてないと、ぼかしの面(つら)にはなりません。糸染め職人の方の、繊細かつハイスペックな染め技術があってはじめて、このグラデーションが成り立つのです。
合わせる帯によって、フォーマルにも、ドレスダウンしつつ品性のある装いにも、幅広く着ていただける一枚かと思います。


着尺 本御召 砂粒着尺 本御召 砂粒着尺 本御召 砂粒
「着尺 本御召 砂粒」
この文様、一見地紋のようですが、実は縫取。文様の部分にのみ絵緯(えぬき・柄を織り出すための緯糸)を通す縫取織の着尺です。よく見るとドットが不均一で、味があります。地色は墨黒に紫味が混じったような、深みのある上品な色に仕上げました。


着尺 網代吉野着尺 網代吉野
「着尺 網代吉野」
網代吉野の新色です。ちょっと他に無い配色です。朱色・鈍色・錆浅葱・金茶・瓶覗(かめのぞき)の五色、地色は白汚し。風変わりな色の組み合わせに妙味が有り、白汚しの地色に清涼感もあります。生地の美しさは格別。格高い絹の光沢と配色の妙に、じわじわと感じられる味わい、可愛らしさがあります。


着尺 本御召 コプト葉文着尺 本御召 コプト葉文着尺 本御召 コプト葉文
「着尺 本御召 コプト葉文」
やや濁った菜の花色?苅安色?・・・何色と言えばよいのか・・・秋冬のお召しものとして、品の良い縫取り御召の小紋です。

ここに掲載しました新作のほとんどは下記の作品展に展示いたします。
どうぞご気楽にお運びいただき、ご高覧くださいませ。

「第17回 新・高機組の会〜無名の職人の織技と感性」
とき:11月9日(金)〜12日(月)10〜19時(最終日16時まで)
ところ:ジャパンシルクセンター(東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館1階→Googleマップ/03-3215-1212)

(2018年10月)
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